行政書士と公務員の難易度etc.を一大比較

行政書士と公務員の難易度はしばしば比較されます。
公務員にも行政書士の職務に近い種類があることや、今のような将来の見通しが立ちにくい時代に、多くの人々がめざしやすい職業、という事情もあるためでしょう。

行政書士と公務員の、合格のための難易度を比較すると? 

公務員の資格は種類が複雑に分けられていますし、そもそも地域によって難易度が分かれます。
つまり公務員の難易度はとてもひと口には語れませんし、合格率のようなわかりやすいデータを持ってくることも難しいのが実情です。

行政書士と比較的難易度が近いといえるのは、国家公務員の一般職(高卒)になるでしょうか。
しかし、その前後にある、地方公務員(上級)や国家公民一般職(大卒)、あるいは市役所(上級)と近いという意見もけっこうあります。

行政書士は法律系の資格で、また行政手続きをテリトリーとする資格ですが、いずれにしても、試験勉強自体の難易度についていえば、行政書士のほうが上でしょう……地方公務員(上級)と比較しても、です。
なぜならば、試験制度が変わる前と異なり、今の行政書士の試験科目はかなり専門化しており、広範な法令の知識を頭に詰め込まないといけないからです。

地方公務員(上級)であっても、専門性では法的知識の深さはそれほど必要がありません。あくまでも基礎的なレベルにとどまっています。

もちろん公務員試験では、行政書士にはない知識をたくさん問われることになりますから、やるべきことの多さで考えると、公務員の難易度は行政書士より上となるでしょう。そもそも年齢制限等があって、誰でも受けられるわけではありません。

それに、地域的な差がありますから、「倍率等の条件を含めると、公務員のほうがつらい」という結果になる可能性もあります。

行政書士と公務員の、合格後の成功を目指すときの難易度を比較すると? 

試験合格後に成功する上での難易度としては、やはり公務員のほうが、定年まで安定した身分が保障されることになりますから、行政書士よりはどうしても楽でしょう。
もっとも、(どんなポストなのかによりますが)安定感はあるものの、大規模な年収を獲得するには何十年単位の時間を我慢しないといけない傾向があります。

総評

公務員の難易度は、法令や行政手続きに関する問題の専門性に限れば行政書士ほどではありません。しかし、その他の条件で見ると、楽だとは限りません。
結局、周辺にどんな募集があるのか1件1件確認する必要があります。

ただし、受かってからの成功という意味では、行政書士は廃業のリスクだってありますから公務員のほうがオススメでしょう。
手ごろな公務員のポストが近くにありそうだったら、そちらを選んだほうがいいかもしれません。